YEC TOURING REPORT 奥飛騨温泉 Vol4

2016年4月4日

8月17(日)雨

3日目

今朝も雨降りの中での出発となった。朝食を済ませて身支度をするとまったく宿の周辺のロケーションを分からないまま宿を離れるのは勿体ないような気がしたが、すべては雨によるものでは止むを得ない。ここ五竜は同じ白馬の中でも八方尾根や栂池高原等のメジャーなスキー場より手前にあり、コンパクトな白馬の玄関口と言ったところであろう。

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八方尾根にはまだ筆者がスキーをしていた25年前にスキーの夜行バスで来たことがあるが、 それ以来になりバイクで来るのは初めてであった。機会があれば白馬村だけで渓流釣りやカヤック等の遊びもして連泊してゆっくりと訪れてみたい。

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今日もひたすら昨日来たルートを逆に戻り、ここから最短のICである安曇野(旧豊科)ICから東京に向けて帰るしかないと諦めていたが、北アルプスパノラマ道路と称された県道306号線を今度は高瀬川を左手に見て走っていると水量は狂った氾濫寸前の濁流が河川敷を覆い、細かく降っている雨に白い雲が低く立ち込めて、動(暗)と静(明)のコントラストがとても印象的でこの時間にこの場所を走っていないと味わえない、また都会では見たことのない情景であった。

53.JPGそんなことを思っていると実は県道306号線沿いにこれまで2度も振られてきた大王わさび農園の標識が出てきたのですぐに反応して立ち寄る事にした。思わぬことでようやく辿り着くことができたので感激した。入園は無料なのでしばらく休憩することにしてわさび田が売店のそばにあるので見学した後に筆者もSAなどでは食べたことはあったが、以前より念願の本場でのわさびソフトクリームを食べて満足した。

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ここからは県道306号線で安曇野ICまで進み、長野道か中央道を経て帰路に就いた。途中の双葉SAで給油と昼食休憩をする頃にはすっかり晴れて気温も高くなり、雨の心配も情報をみると心配なさそうなので雨具を折り畳んで休憩中にバッグに収納した。その後初狩PA手前で再度降雨に見舞われたが、何とか渋滞もなく石川PAまで到着し、最後の休憩を取って筆者は遠回りになる首都高には敬遠し、早い時間帯なら渋滞も少ない環八外回りから国道122号線で川口を経由して草加に帰宅した。

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走行距離 297KM

総走行距離 729KM

<後記>

毎度JHネタで恐縮ではあるが、先月平成26年7月5日より各NEXCOの高速休日割引料率が50%から30%に引き下げられた。それまでは平日でも深夜割引を利用すれば平日でも50%の恩恵を受けられたので少々無理をして早起きしてでも早朝4時までに高速ICに潜り込もうと努力をしていたが、今回の改正で深夜割引の料率も同様に30%に引き下げられてしまったので今回も出発は平日(金曜日)だったが、差額にして¥2,000弱のため、前日まで仕事をして翌朝2時起きでは身体が持たないので敢えて深夜割引を適用する予定にはしなかった。財政難であるかは分からないが、ある程度ETCの普及に目途がたったことで本来の目的をほぼ達成したということが、夏休みやお盆の帰省シーズンを前にして実施されたことでネガティブな姿勢に現れていると解釈できる。

来年平成27年3月には長野新幹線の延伸上に北陸新幹線が金沢まで開業する。当然今回の松本から糸魚川への大糸線は新幹線の沿線にはならないが、新幹線の開業に伴い、この在来線は廃止になる可能性もある。現在は松本から白馬駅までは臨時の急行運行があるようだが、近隣住民や観光客招致のためには一刻も早く長野道から糸魚川へと繋がる唯一の国道が148号線だけではいかにも頼りなく、災害発生時にはその脆弱性は以前から指摘されていることで少子高齢化に伴う過疎化や交通量減少によるリサーチ結果はあるものの、大糸線沿線にアクセスのよい高速(自動車専用)道路ができれば活性化も期待できるのではないだろうか。

以上

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