YEC TOURING REPORT 伊豆下田 (第1話)
日時 : 2014年5月4日(日)、5日(祝)
目的地: 伊豆下田 “ワンゲルハウス“ 一泊ツーリング
参加者: 杉本、齋藤、春日、吉野、
集合場所: ショップ前 7:00 全走行距離: 463 KM
1日目 5月4日(晴天) 連休の合間の朝は交通量も少なく、少々早めに集合場所へ到着すると出発10分前だというのに誰も来ないので出発日を間違えたかと思った。それでも時間前には4名全員揃って出発することになった。山手通り下のトンネルでの渋滞を避けるべく、国道4号線を入谷ICより首都高3号線から東名に向かった。
東名は予想通り,料金所手前から既に渋滞が始まっていて最初の休憩場所に指定した海老名SAでもかなりの混雑でバイクも離れて駐車するしかなかった。当初から走行計画は天候や混雑状況で臨機応変に考えようと思っていたので特定のコースは決めていなかったが下田へは両海岸線沿いか中央の山間部を南下する3パターンしかないので往復でいかに選択するかだと思っていた。出発前の打ち合わせでは海老名SAを出てすぐに厚木ICを一旦出てから小田原厚木道路に入る予定にしていたが、筆者は以前もそうであったが、厚木ICの標識が分かり辛いせいなのか、また渋滞中ですり抜けをしているうちに今回も分岐を過ぎてしまった。団子状態だったので皆も筆者に追従してくれたのでそのまま直進して沼津ICから西伊豆経由で下田に向かうことにした。
厚木を過ぎて暫くすると渋滞も解消され距離は遠回りになるが今日の方が明日より天気が良さそうなので、時間的にもまだ9時前なので距離はあるが十分楽しめるであろう。 沼津ICからは以前は市街地での渋滞を覚悟していたイメージがあったが、現在は伊豆縦貫自動車道路という無料の自動車専用道路がバイパスになっており、三島市の山側ルートはスムーズで非常に便利であるが、車幅が狭いので一度渋滞に嵌るとすり抜けには苦労する。
無料という事に気を良くして快調に走っていると道なりに伊豆中央道路に繋がるようになっており、ここの料金所ではETCが使用できず小銭を払わなければならないが、その不便さを倍増することが起きた。料金所の爺さんがしきりにバイクの台数を数えているので他の団体と一緒にならないよう先頭の筆者が4台と合図しても料金所では3台分の料金を指示するので先頭で纏めて支払う筆者が我々は4台いるが、小銭が3台分しかないので残りの1台分は別途支払うことにして通過したところ、意思疎通をいていなかったので筆者が3台分を払ったことを知らずに更に杉本氏、吉野氏が各自支払ってしまったので合計で5名分を支払ってしまった。料金所を通過後に春日氏が逸れてしまったことが判明し、杉本氏がそれを把握しており、爺さんに3台と合図していたそうだ。春日氏の行方が分からなくなった時点でそれを把握していた杉本氏は何かしらの手段で先頭の筆者に合図してもらわないと特にすり抜け区間では前方を注意して走行しなければならない分、後続後方の仲間の存在まで確認することは困難である。
春日氏とは携帯で連絡が取れ、どうも東名の料金所で別方向に行ってしまい、海よりのコースを走っているようなので集合場所は昼食の場所に指定して春日氏もカーナビに入力済みの宇久須漁港近くの食堂にした。
伊豆中央道路は伊豆長岡ICで終点だが、この先は連続して修善寺道路に続いており、ここも同じ¥160.-だったが、今回は各自に通知した上で3人分を纏めて支払い通過した。
この先は国道136号線を進めば東伊豆の海岸線に出て昼食の宇久須になるが、湯ヶ島温泉に差し掛かった分岐で下田という標識を意識してしまい、国道414号線に直進してしまった。もしかしたら春日氏が追いつくかもしれないのでコンビニで休憩しつつ待っていたら、その場に掲示されていた案内図を見て本体のコース国道136号線から筆者らも外れていたことに気が付いた。戻っても良かったが、杉本氏が峠を走りたいと希望されていたのでこの先の温泉街脇から県道59号線に右折して仁科峠へショートカットすることにした。何度か走ったことがあったので不安はなかったが、実際この季節でも峠道には枯葉の吹き溜まりがあり、オーバースピードでコーナーに侵入すると危ない思いをする。筆者が丁度一年前に袋田の滝からの帰りに峠でランクルに衝突した事故を思い出した。晴天であれば仁科峠から駿河湾やその向こうに富士山を拝むことができるが、本日は生憎雲が掛かって何も見えないが、峠にバイクを停めて暫しの休憩後は県道410線を宇久須漁港まで一気に下っていった。やがて国道136号線の宇久須周辺に突き当る交差点をヤマ勘で直進して狭い道から広い道に出たところを右折すれば目的地の三共食堂であったが、筆者は左折してしまった。詰めの甘さが出てカーナビ装着車に誘導され迂回して店の駐車場に到着した。
店前には既に数組のお客が順番待ちをしており、噂通りの混み具合であった。特に順番待ちの名簿も設置されていないらしく、最後方に並ぶことにした。一組4,5人が多いので一気に空く事もあるらしいが、まだ一人到着していないのでじっくり待つことにした。 その春日氏がエンジン音で姿が見えなくても到着したことを認識した。彼が現れるのをまるで待っていたかのようにナイスタイミングで順番が回って来て入店できた。
春日氏はいか刺し定食、筆者を含めた3名はお店の名物のこあじ鮨を食べた。文字通り小粒なあじのにぎりが並は一人前10個入りで¥1,260.-、大は13個入りで¥1,570.- なのだが、ひかり物が苦手でなければ普通に二人前食べて丁度良いくらいだ。たっぷりの生姜と長ネギの薬味で生臭さはほとんどないので女性や子供でも食べ易い。駿河湾の地魚での地物にぎり盛り合わせは間違いなく美味いのであろうが、いずれも二千円以上と結構いい価格なので少々抵抗があり、初回なので無難なものにした。ここは本来食堂なので海鮮の他にもカレーやラーメンなどの一般的なメニューもある。勝手が分からず忙しそうだったので遠慮したが、他にもカサゴ一匹が入った味噌汁や新鮮でないとい食べることができない鯵のお茶漬け等の名物も食べ損なったのでまた次回立ち寄りたい。